本気で契約結婚を考えている人向け!失敗しない契約書の作り方を弁護士が解説
弁護士の平です。
契約結婚というコトバは、「逃げ恥」で話題になりましたね。
実は、一般の方だけではなく、専門家の間でも関心が高まっています。
結婚は、幸せの源泉である一方、様々な問題の温床でもあります。
- 家庭内別居
- 離婚
- 親権争い
- DV
- 住宅ローン
私は弁護士として、ありとあらゆる家庭内の事件を扱ってきました。
そんな私が、本当に幸せな結婚とは何か、について研究した結果
婚前契約
はかなり皆様にオススメできる制度だと気づきました。
婚前契約というのは、結婚前に、結婚後の夫婦間の約束をキチンと決めて契約書にしたものです。
結婚前のカップルは、ロマンスと怒涛の準備に心奪われて、結婚後のことを深く考えない傾向があります。
しかし、結婚してから「こんなはずじゃなかったのに・・・」となっても時すでに遅しです。
結婚するや否や
- 同居生活
- 家事の分担
- 各種支払いの分担
- 親族付き合い
- 性生活
の問題が四六時中起こります。
離婚される方の多くは
結婚当初から持っていた不満が爆発する
ケースがとても多いです。
結婚前に少しでも話し合っていれば、この不幸は避けられたんじゃないか、と思うことがよくあります。
ですから、結婚後の生活について、二人で話し合いながら、きちんとルールを作っておき、不満がたまらないようにしておくことはとっても大切です。
しかし、残念なことに、巷にあふれる契約結婚に関する情報は、かなり不正確です。
日本ではあまり一般的ではないから、仕方ないのですが・・・
そこで、当研究所では契約結婚が最も進んでいるアメリカのプラクティスを参考に、日本法の専門家がガチな契約結婚のあり方を研究しています。
現在までの研究結果を元に、失敗しない契約書の作り方をご説明しようと思います。
失敗しない契約書の作り方
失敗しない契約書を作るために大切なことは、ズバリ
お金の話とそれ以外の話をキッパリ分ける
ということです。
具体的には、お金の話については正式な「契約書」を結び、それ以外の話については、「確認書」「覚書」として、契約書ではないカタチで結びます。
契約書には
- 結婚前から持っていた財産をどうするか
- 結婚後の夫婦で築いた財産をどうするか
ということをまとめます。
そしてこれを、「夫婦財産契約」という日本法でも認められている正式な契約にします。
一方、確認書、覚書には
- 夫婦間の掃除、洗濯などの家事の分担
- 避妊、子作り、子どもの教育、名前に関する約束
- 連れ子との関係
- 離婚の条件(浮気、失業、重病などなど)
など、お金以外の約束事をまとめます。
なぜ分けるのか?
答えはカンタンです。
裁判所は、財産に関する契約は有効にしてくれることが多いですが、それ以外に関する契約は、有効にしてくれないからです。
契約書があるからといって、「避妊せよ」「連れ子に優しくせよ」「洗濯せよ」「他の女性とデートしたから離婚せよ」なんていう判決が出ないことは、常識的に考えても分かって頂けると思います。
有効な契約と有効ではない契約をごた混ぜにするのはタブーです。
契約書全体に対する信用性が下がってしまうからです。
「こんなはずじゃなかった・・・」なんてことにならないためにも、きちっと分けて作成しておくことが大切です。
有効じゃないのなら、確認書なんて意味ないんじゃないの?
と思われるかもしれません。
しかし、カップルで結婚後の生活をきちっとイメージして、色々なことについて話し合っておくことは、二人の絆を深めます。
そして、それを書面にすることは、二人の気持ちをいい意味でぐっとひきしめます。
数年後
結婚当初から納得できなかったけど、とうとう我慢の限界が来ました・・!!!
と言って弁護士に駆け込む可能性をぐっと下げることができますよ。
当研究所では現在、「契約書」のテンプレートと「確認書」「覚書」のテンプレートを開発中です。
皆様に、近々発表したいと思っております。
まとめ
婚前契約をするなら
- 財産に関する契約書
- それ以外に関する覚書
をそれぞれ作りましょう!
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